「卒業制作応援キャンペーン」利用作品のご紹介 ガラスの事件簿

【卒業制作応援キャンペーン作品】 ファニープレイス・イズ・ヒア

2024/07/24

卒業制作物


こんにちは、新米広報Wです。
卒業制作応援キャンペーンをご利用いただいたお客様の作品をご紹介いたします。

今回は透明ガラスをご購入いただきました。
卒業制作でどのようにお使いいただいているのか、ごゆっくりご覧ください!

作品情報

★制作者: 大熊瑞騎 様
★学校名: 多摩美術大学
★作品タイトル: 「ファニープレイス・イズ・ヒア」
★ご購入商品: 透明ガラス

制作者コメント

作品について

厳かで静粛な展示会場になにか愉快で浮いた物を置きたいという好奇心から、旧(ふる)いピンボール台をリメイクし展示することを思い立ち、実際にそうなった。

タイトルは『ファニープレイス・イズ・ヒア』。
ピンボール台を遊戯台としてではなく、美術品として置くにあたっての根拠を補強するため、いくつかの特殊な技能を取り込み工芸品的な性格を与えることにした。

そのうちの一つとして、筐体奥上部のバックグラスという部位に、19世紀末のイギリスで発明されたとされるサインペインティングという技法を用い、支持体には株式会社コーワ様のガラスを使用した。

ピンボール台を制作するにあたり、用意された時間に対し、やるべきことがあまりに多く、課題としては提出したものの作品として完成するには至らなかった。
大学卒業後も手を加え地道に完成させたい。

また、良心的であり高品質なガラスを扱っている株式会社コーワ様には、今後も利用したいと思うのであった。

ガラスを使用した理由

バックグラスという名称の通り、元々ガラスが使われるのが通常ではありますが、経費削減や破損防止の観点からアクリル板や塩ビ板で代用することも考えられます。

しかし、光沢や透明度、ものを描くにあたっての平滑さと硬度、裏側には多数の電球があるため充分な耐熱性も求められ、なによりガラスが古き良き時代から使われており、長い年月による劣化もほとんどないというロマンから、ガラスに取って代わる物はないだろうという結論になり、株式会社コーワ様のガラスを購(あがな)いました。

ギャラリー

完成作品

ピンボール台全体

<バックグラス部分>
ピンボール台拡大

制作工程

下書き

描き込み

貼り付け

貼り付け後

実際の設置部

 

コーワ担当者より

おめでとう


大熊様、卒業制作応援キャンペーンでのご利用、誠にありがとうございました。
とても雰囲気のある素敵な作品ですね!

文字をご自身の手で描かれていることには驚きました。
素人の私から見ると、充分に完成形に見受けられますが、ここからまたどう手を加えられ、どう変化していくのか、大変興味が沸きます。

機会があればぜひ、見てみたいです!

今回のキャンペーンが少しでもお役に立てていたら幸いです。
これからのアート作品作りも、応援しております!

卒業制作応援キャンペーン

コーワは、卒業制作で鏡やガラスを使用したアート作品づくりを全力で応援しております。
未来ある学生の皆様に、材料費を気にすることなく、思う存分に制作に打ち込んでもらいたい、そんな思いから当キャンペーンを開催しております。
ガラスや鏡の持つ特性や効果を使って、その可能性を広げ、独創的な作品を創り出してください!

※3つのビックリキャンペーン「卒業制作応援キャンペーン」
https://mirror.kowa-j.co.jp/campaign.html

ライター

新人広報 カガミショウコ

新人広報 カガミショウコ

新人広報として、ガラスと鏡に関する正しい知識や情報、 トラブル回避の豆知識などを発信していき、お客様のお力になれるよう、しっかりサポートします!