アルミミラーのほんとのところ

2019/10/02

一般的なガラスの鏡ではなく、表面がアルミ製の割れない軽い鏡があるのをご存知ですか?

品質が良く、特徴的な良い鏡なのですが、初めての方は購入にあたって不安ですよね。長年アルミミラーを取り扱ってきた経験から、「アルミミラーの真実」を余すことなく解説いたします。

購入を迷われている方がこの記事を読めば、疑問はすべて解消されるはずです。

ほんとの使用目的

まずは、アルミミラーの開発の歴史と製造方法、そしてどんな場所に使われているかを説明いたします。あなたが求めている姿見用の鏡としてアルミミラーが適しているかどうか、判断材料の一つにしてください。

アルミミラーの歴史

アルミミラーの素材は「三菱ケミカル社製アルポリックfr/RF」です。長野県にある三菱ケミカル上田工場で製造されています。
アルポリックとは三菱の登録商標で、薄いアルミ板で樹脂をサンドイッチすることで、軽さと強度、そして装飾性まで兼ね備えた複合板のことです。本来この素材は姿見ではなく、各種商業施設の天井や壁面に仕上げ材として使われることを想定して製造されている建材です。

その板を「コーワミラーショップ」が姿見としても充分活用できると判断して、移動式大型スポーツミラー「ミラーリ」の鏡面材として採用したり、「カルミラー」としてチェーン付やテープ付の割れない姿見として販売するようになりました。
その後「コーワミラーショップ」ではお客様からの要望が多かったオーダーサイズ販売(切売り)を始めた際に「アルミミラー」という名前を使い始めたのが今に至っています。

アルミミラーの利用場所

元々は姿見としての利用を目的としての板ではありませんから、内装仕上げ材として国内外の公共施設や商業施設に大量に採用されています。皆さんも気が付かないうちにレストランの壁面の一部やパチンコ屋さんの天井面に装飾用に貼られているのを目にしているかと思います。

しかし三菱の想定を超えて?様々な場所で姿見としても利用されています。アルミミラーを姿見として利用する理由に、大きくても軽くて割れないことと、取り付けが簡単なことが喜ばれています。例えば、ダンスやバレエの練習用として一般住宅の壁面や学校の体育館の移動式ミラーなどに採用されています。リトミックに力を入れている幼稚園でご購入されたこともありました。
また、食品工場の姿見として活用されていることが多いです。万が一の場合でも割れないので破片の混入事故を予防することができます。

ほんとのメリットとデメリット

そんなアルミミラーもいいことばかりではありません。どんな商品にもメリットとデメリットがあります。悪い部分もしっかり説明いたしますので、ご自分に合った商品なのか、そうではないのか、しっかり見極めてください。

一般的に世の中に普及しているガラスミラーとの比較をしてみましょう。

一般のガラスミラーとの比較では違いが顕著です。項目ごとに詳しく解説します

アルミミラー

安全性について
アルミは何しろ割れないので切り口の部分さえ鋭利にならなければ、何も心配することはありません。ガラスミラーは割れるので×としましたが、飛散防止フィルムを貼ることで大きな破片で怪我をすることは防げます。

重量
アルミミラーは5mm厚のガラスミラーの約半分の重さです。このことは安全性や施工性にも関係することですが、持ち運んだり、万が一倒れた時などに軽量であることは長所と言えます。また、この軽さのおかげで大型化させても比較的軽量で済むこともメリットとして挙げられます。

施工性
割れなくて軽量であることは、壁に貼るときにとても有利です。大きなガラスミラーだと下端を金具で受けて、両面テープとボンドを併用して貼りつけるなど、建築施工の知識が必要ですし、なにより作業中にぶつけて割れたり、欠けさせないかとヒヤヒヤです。アルミミラーの場合は軽いので両面テープだけで施工できます。

価格
世の中にたくさん普及しているだけあってガラスミラーの方が格安です。同じ面積なら半額近くで仕入れられます。アルミミラーは大量生産品ではありませんし三菱にしか作れないのでまだまだ高級品です。

メンテナンス
ガラスミラーは表面が硬いのでメンテナンスが簡単です。汚れも傷も付きにくいですし、もし汚れても簡単に拭取ることができます。一方アルミミラーはガラスより柔らかいので汚れも傷も付きやすいです。また汚れた場合にガラスのように簡単に拭取れません。洗剤も使えますが、水拭きと乾拭きを繰り返して、丁寧に洗剤成分や水分を拭き取らないとすっきりきれいな鏡面に戻りません。出来るだけ汚さないよう注意が必要です。

歪み
アルミミラーの最大の欠点と言えるでしょう。大きな鏡面ならガラスミラーでも下地やフレームの反りに負けて歪むことがありますが、アルミミラーの方がガラスより柔らかいので下地の影響を受けやすいのです。近くで見る分にはあまりその違いがわかりませんが、離れてみると歪みを感じやすくなります。

表面の粗さ
粗さとは、手触りのことではなく、映像の見た目の感じのことを意味しています。反射率という数字でも比較できるのですが、やはりガラスミラーの綺麗さにアルミミラーは敵いません。これも近くで見てもあまり気にならないのですが、広いお部屋で離れてみると粗さ(白く曇っているように)が気になる方がいらっしゃいます。

他の割れない鏡とアルミミラーを比較してみます

割れない鏡同士だと複雑な表になってしまいました。何を優先して考えるかで選ぶミラーが変わります。詳しく見ていきましょう。シール状でどこにでも簡単に貼れる薄い鏡もあるようですが、姿見としては写りが悪すぎるので省かせていただきました。

アルミミラー

安全性
どの鏡も割れないのでガラスに比べて安全かとは思いますが、ステンレスミラーだけは、重量が相当重くなるので落下した場合を考えて△にしました。

重量
リフェクスミラーはとにかく軽いです。相当大きくても片手で持てます。ステンレスミラーが×なのは、まともに歪みの無い姿見にするために厚さが必要になるためです。アルミミラーはガラスミラーとの比較なら軽量と言えるかもしれませんが、割れない鏡同士となるとそれほどの特徴ではありません。

施工性
大型の姿見として壁面に貼付け工事をする場合の比較です。アクリルミラーに×を付けたのは歪みをとめるのが難しいためです。また反り返りが激しいので強力なテープを大量に使って貼付けないとめくれてしまいます。大型の姿見にアクリルミラーは使えないと言い切っていいと考えています。その点ではアルミミラーに問題はありません。施工は簡単です。ステンレスミラーやリフェクスミラーは壁面に取り付けるためには金具を使った設置が必要となります。

価格
フィルムミラーに特に大きな欠点はありませんが、残念ながらとにかく高額です。アルミミラーの2倍ほどの価格だとお考えください。ステンレスミラーも鏡面研磨度が高く歪みが少ない厚手のものは高価です。アクリルミラーとアルミミラーはガラスミラーよりは高いですが、他の割れないミラーよりは安価です。

メンテナンス
アクリルミラーとフィルムミラーに×を付けました。どちらもプラスチックの表面なので傷がつきやすいです。特にアクリルミラーは静電気でホコリもよく付きますしお掃除は大変です。
アルミミラーとステンレスミラーについては、ガラスミラーほどではないにしても、傷にも強くお手入れが簡単です。

歪み
樹脂メーカー様には申し訳ありませんがアクリルミラーの歪みはほんとにひどいです。かつていろいろ工夫を試みましたが結局姿見にはなりませんでした。コンパクトミラー用とお考えください。
一方リフェクスミラーは薄いフィルムを使っているので歪みに弱そうに思いますが意外と綺麗に映ります。アルミミラーには多少の歪みがあります。下地の影響をうけて像がゆがんでしまうことがあります。特に広いお部屋などで使用されると気になることがあります。ステンレスミラーは厚くすることで歪みを抑えることができますが、比例して重くなるのが難点です。

表面の粗さ
アクリルミラーとリフェクスミラーに表面の粗さが表れることはないといっていいでしょう。アルミとステンレスは金属表面なので磨き具合によってくっきりせずに、曇っているように感じる方がいらっしゃいます。これも広い部屋で離れてみた場合に、より顕著になります。

ほんとの映り具合

アルミミラーを買うかどうかの一番のお悩みポイントは、ほんとにきれいに写るのか、歪むならどれぐらい歪むのか、どれぐらい表面が粗いのかということだと思います。いくら軽くて安くても使えないなら買う意味はないですもんね。その点についてじっくり解説いたします。

反射率でみる映り具合

鏡がどのくらい明るいかを示す指標に、反射率というものがあります。鏡の表面の金属がどれくらい光を反射するか、という数字で、これが高いほど一般的には明るい鏡といわれます。

アルミミラーの反射率は約83%となっており、ガラスミラーの高級品と比べれば劣りますが、高い反射率で明るく映ります。限りなく高い反射率を求めるのか、ある程度の高い反射率で軽量性や安全性を考慮したバランスのいい鏡を選ぶのか、アルミミラーはその後者に当たるバランスの良い鏡になっています。

お客様が鏡を見た感想

我々がお客様の感想に触れることができるのはこんな場面です。

1、アルミミラーを購入して気に入ったのでリピートされる場合のご感想
2、アルミミラーを購入したが気に入らなかったので何とかしてほしい場合
3、取り付け工事や直接配達させていただいた時のお客様の感想
4、ご自分で取り付けられた後にブログSNSで発信された場合

これらのことから、お客様がアルミミラーを実際にみた時に、どんな気持ちになっているのか想像させていただくのですが、「ほんとに感じ方は人それぞれだなー」ということです。全く同じ環境で使っても「きれいに写っている」と感じるか「きれいに写っていない」と感じるかは人によって違うのです。
アンケートをとっているわけではないので、これも私の個人的な憶測なのですが

100人の内2人ぐらいが歪みが気持ち悪くて使えない
100人の内20人ぐらいが綺麗に映っていない。少し不満
100人の内60人ぐらいがまあ特になにも感じない。(言われてみればガラスとは違う)
100人の内20人ぐらいが綺麗な鏡。(言われてもアルミと気が付かない)

と、いう感じでしょうか?どうですか?幅広いですよね(笑)
ただ、使用環境も違うので一概に比較することもできません。広い場所大勢が使われる場所、で使用されている方のご不満に触れることが多いです。またご年配のかたの方がご不満を持たれる場合が多いようです。

ご質問にはこのようにお答えしています

「ガラスと同じようにきれいに写りますか?」

とのご質問をよく受けます
この問いにいつもどうお答えしようか悩んでしまうのです。我々はガラスミラーも取り扱っているわけですから、特にアルミミラーを販売したいわけでは決してありません。お客様に一番適した鏡を選んでいただきたいだけなのです。ご質問されるお客様はきっと簡単に答えが返ってくると思われていることでしょう。「同じ」なのか「少し悪い」のか「全然違う」のか「ガラスより綺麗」なのか。
しかしきれいに写るかどうか、きれいと感じられるかどうかは、お客様ご自身の感覚にとても左右される主観的な問題です。同じものを見てもきれいと感じるか、写りが悪いと感じるかは本当に人それぞれです。ですからわたしはいつもこのようにお答えしています。

※まず使用環境(どんな方がどんな場所で使うのか)をお聞きする
広い場所大勢でご使用される場合は注意が必要なことを伝える
半分以上の方には気に入っていただけるが気に入らない方もいらっしゃること、
完全に欠点のない鏡は今のところ世の中に無いことを伝える
※軽いこと、他の割れない鏡との比較ではバランスのいいミラーであることを伝える
※見る人の感覚が違うので気に入っていただけるかどうかは保証できないことを伝える
※現物のカットサンプルを無料でお送りしていることを伝えお届け先を聞く

なんだか冷たいようで申し訳ありませんが、お電話でもメールでもだいたいこのように対応しています。

ご注文方法

ご購入を決断された時の、ご注文方法から取付作業までを説明させていただきます。お電話だけでは聞き間違いがあってはいけませんので、ネットシステムを使ってご注文いただくか、せめてFAXかメールをいただくようにしています。

パソコンからネットで注文

いろいろなミラーをオーダーカットしている販売サイトです。画面の右に計算機のように簡単に操作できる見積りボタンがあり、料金を確認しながら注文ができます。

 

アルミミラー

この画面では縦150cm横50cmのテープ付のアルミミラーの料金が表示されています。サイズを変えることで自分の予算にあった大きさも逆算できるのでとても便利です。

アルミミラーを購入したい、という方は直接このリンクから購入することができます。
オーダーカットアルミミラー コーワ鏡販売

スマホからネット注文

スマホにも対応しているので工事現場などからサイズを測りながら注文できます。パソコンとは違って計算機は画面の下部に少し隠れていますのでボタンで呼び出してお使い下さい。鏡の種類を選ぶときにテープ付のアルミミラーを選択すると強力な両面テープ付で注文できるので取付が簡単です。
複数枚を同時に買ったときの割引や送料まで自動計算してくれるので電話やメールで問い合わせするのが苦手な方にはとても便利なシステムです。

自動販売機から注文?

自動販売機といっても、街中に設置されているわけではありません。ネット上に、まるで自動販売機のようなデザインと操作性で、簡単にアルミミラーが購入できるサイトがあります。
板ガラスも同じように簡単に買えるので建築関係のお仕事をされている方にとって便利なサイトです(鏡専門のページに比べて説明は少ないくシンプルなショップです)

取付方法

注文が完了したら早ければ2~3日で到着します。段ボールと発泡スチロールで梱包されています。開梱した鏡には傷防止の保護フィルムが貼っていますので、まずは一度剥がして傷が無いか、想像していた通りの綺麗な鏡かどうか確認しましょう。壁に貼った後にフィルムを剥がして、万が一気に入らなかった場合、テープが強力なため取り外すのが大変ですよ。

アルミミラー

作業は簡単!何しろテープの裏紙をめくって貼りつけるだけです。
ただし、貼り直しはできないので慎重に!床から浮かせて取り付ける場合は、ずれてまっすぐに貼れない失敗をされる方がたまにいます(涙)まっすぐ貼れるよう床に水平に台などを仮置きしてそこに乗せながら貼りつけましょう

アルミミラー

まとめ

割れなく安全なアルミミラーをご紹介させていただきました。内装建材としてたくさん使われている商品ですが姿見としてご家庭や安全最優先の場所にも大型ミラーとして利用されています。ただし欠点もありますので、ご自分の用途として適したミラーかどうかよく見極めて購入するかどうか判断してください。

 

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ライター

ネコロボ

ネコロボ

最初は素人だったけど、ここで勉強して、今はプロレベルだよ♪