ガラスの事件簿

ガラスは自分でオーダーできます!

ガラスオーダー


こんにちは、安藤です!

窓ガラスやガラステーブル、ガラス戸など、生活のさまざまな場所で使われているガラス。使い方を間違えなければ、丈夫でなかなか劣化することのない優れモノですが、硬いものを当てたり、落としてしまったりすると・・・

ガシャーン!

と、割れてしまうことがあります。

こうなったら交換するしかありません。できるだけ「はやく」「安く」交換して元に戻したいですね。でも専門の業者にお願いすると、急いでいるのに何日も待たされたり、時には新しいものを買ったほうがいいくらいの修理費用がかかったり・・・。とても不便です。

特にガラステーブルやガラス戸などは、同じガラスさえあればあとははめ込むだけ。自分で交換できれば早いし、ガラス代だけで新品のように元どおりになるので、ずっとお得ですよね。

そこで便利なのが、自分でガラスをサイズオーダーできるインターネット販売。職人さんだけでなく、DIYが好きな方や全く初心者の方など、一般の方も意外と簡単に使えるんですよ。迷ったらプロに相談することもできますので、まずはこの記事でオーダー方法を確認してみましょう!

ガラスが割れたら?

日常生活に欠かせないガラス。
改めてどんなところに使われているか見てみましょう。

あそこにも、ここにも、身の回りはガラスだらけ

食器類はもちろん、食器棚の扉や棚板にガラスがよく使われています。鍋やフライパンの蓋が透明なガラスで作られているものもあります。天板(テーブルトップ)の全面または一部にガラスが使われているケースもあります。

サイドボードや棚などの家具の扉にもガラスが使われ、水槽や写真立て(フォトフレーム)といったものにもガラスがよく使われます。

窓ガラスはもちろんガラスですし、玄関に置いてある姿見鏡もほとんどがガラス製です。ガラスは大変身近な存在と言えます。

ガラスが割れたら

身近な存在なだけに、割れることも多いはず。

●壁に立てかけていた物を倒してしまい、窓ガラスを割ってしまった。
●棚の上の奥にある物を取ろうとして手前の物を落してしまい、棚板のガラスを割ってしまった。
●地震で家具が倒れて、ガラスが割れてしまった。

皆さんはガラスが割れたらどうしますか?これまでは、近所のガラス屋さんを探して修理してことが多かったと思いますが、今はネットで何でも手に入る時代です。ガラスも自分でオーダーしてみることをおすすめします。

板ガラスのオーダーは意外とカンタン

自分でガラスをオーダーする場合、どこのサイズを測って、何を決めたらいいのでしょう。意外と簡単です。3つのステップを説明します。

①ガラスの種類を決める

まず、使用する用途に合わせてガラスの種類を決める必要があります。

ガラスには色々な種類があります。
一般的な窓ガラスなどに使用される透明ガラスの他に、強化ガラス、耐熱ガラス、フロストガラス、スリガラス、型板ガラス、デザインガラス、スモークガラス、網入りガラスなどの種類があります。

<強化ガラス>
ガラステーブルのテーブルトップ(天板)や棚板などには、強化ガラスが向いています。強化ガラスは通常のガラスより割れにくく、割れても鋭利な破片にならず粒状に割れる特長があります。



ネコロボ
強化ガラスの割れ方について解説しているよ!ぜひ読んでみてね!
「強化ガラスって割れるの?それ、ちゃんと解説します。」

<耐熱ガラス>
キッチン回りやストーブののぞき窓など急激な温度上昇のある場所には耐熱ガラスが向いています。



ネコロボ
耐熱ガラスについて詳しく解説しているよ!こっちの記事も読んでみてね!
「耐熱ガラスってどんなガラス?徹底解説します。」

<視界を制限するガラス>
間仕切り壁など視界を制限したりデザイン性を求めたりする場所には、フロストガラス、スリガラス、スモークガラスなどが向いています。向こうが見えません。強化ガラスに特殊加工することもできます。

②サイズ・厚さ・形状を決める

ガラスのサイズや厚さ、形状、エッジ加工の種類を選びます。

サイズと厚さ
板ガラスの場合、サイズは縦と横を測ります。サイズや厚さは、ガラスの種類、運搬できる大きさ、規格によって制限がありますので、事前に注文可能なサイズ、厚さを問い合わせてみてください。

ガラスの形状
四角形、円形、角丸(角を丸く処理)などがあります。

エッジ加工
●ガラスを加工した際の鋭利な角が残る「割っただけ」
●加工面の鋭利な角をとった「角すりつぶし」
●さらに角を磨いた「角磨き」
●広く面取りをおこないデザイン性も良くした「幅広面取り」
などがありますので、必要に応じて注文時に指定します。

③特殊加工はオプションです

飛散防止フィルム加工、高透過ガラス加工、強化ガラス加工などの特殊加工がありますので、用途に応じて選んでください。ほとんどのショップでこれらはオプション扱いになっています。

飛散防止フィルム加工
ガラスの表面に特殊なフィルムを貼り、ガラスが割れた際に飛び散るのを防ぐ加工です。

高透過ガラス加工
ガラスに含まれる不純物を限界まで取り除くことによってガラスの透明感を増す加工です。

強化ガラス加工
加熱、冷却処理により、衝撃に対する強度を通常のガラスの3~5倍に上げる加工です。

これらの特殊加工は特に迷う方が多いと思います。不明な場合はプロに相談しましょう。

さあ、いよいよ注文です!

ガラスをオーダーする準備ができたらいよいよ注文です。

サイズ・厚さ・形状・エッジ加工・特殊加工の要否の情報を手元に置いてネット注文しましょう。

ECサイトのタイプを確認してください

ガラスをネット注文できるECサイトには大きく分けて2種類あります。

① 見積り依頼タイプ
ガラスの種類やサイズなどオーダーに必要な項目を入力して送信すると、後日、メールで見積書が送られてきます。
依頼は24時間可能ですが、人が対応するので、見積もりが届くまでに何日もかかったり、間違った内容で送られてくるリスクがあります。また、とりあえず見積もりだけ取った場合、後日注文しようとして有効期間が過ぎている場合もあります。再度見積もりを取ると価格が変わっているとかもあり得ます。

② 瞬時に金額が自動計算されるタイプ
オーダーに必要な項目を入力すると、ECサイト上で価格が自動計算されて、そのまま注文できます。見積書の到着を何日も待つ必要がないので、早く商品が届きます。ネットならではの注文方法です。

どちらか皆さんに合った方を選んでください。



ネコロボ
サイズに応じて、すぐに見積もりができるよ!
コーワガラス鏡自動販売機

ガラスのサイズオーダー 瞬時に金額を自動計算!

サイトによって価格は異なります

同じ様な種類やサイズのガラスでも、サイトによって価格はマチマチです。

仕入れルートや一度に仕入れる数量の違いなど理由がいろいろあります。仕入れるメーカーが同じでも、自社で加工設備を持っていたり、運搬まで自社が担当して価格をおさえているというケースもあります。

ECサイトを上手く使うことで見積もりや注文処理の手間を減らし、人件費を下げることで価格を安くしているケースもあります。

また、レアなケースですが、少し傷が入ったり、サイズを間違って加工してしまった訳アリ品で激安のものに出会うこともあります。

よく比較して、納得した価格で購入しましょう。

まとめ

ガラスはオーダーに必要な情報を準備すれば、ネットで簡単に注文できます。DIYにチャレンジしてみようと思う方は、ぜひガラスのネット注文を体験してみてください。

オーダーするにあたってわからないことがあれば、ECサイトで問い合わせることができます。親切にわかりやすく対応してくれるECサイトはDIYの強い味方になりますので、ぜひともチャレンジしてみてください。

ライター

安藤

安藤

この道30年。ガラス、鏡のことなら何でもおまかせ! 寝ても覚めても頭の中はガラスと鏡でいっぱい(笑) 正しい知識でガラスと鏡の購入をしっかりサポートします。