誰でも簡単!窓ガラス交換の極意を教えます!
2022/05/06
みなさん、こんにちは!!安藤です。
窓ガラスの交換はプロじゃないとできないと思っているあなた!窓ガラスは自分で交換できるんです!
ガラスの値段だけで割れたガラスが修理出来たら、きっとハッピーな気分になれますよ。
業者に頼まずDIYで安く修理!初心者の方でも簡単にできる窓ガラスの外し方、交換の方法をご紹介します。
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窓ガラスは自分でも交換できるんです!
ちょっと見るだけでは、それらしいネジも見えないし、ガラスがアルミサッシにどうやって固定されているかわかりづらいですよね。
しかし、ちょっと知っているだけで、誰でも新しいガラスに交換できる構造になっています。
業者に修理を頼むと施工費用以外にも出張費や諸経費などかかってしまいます。ご自分でチャレンジして大幅に節約してみませんか?
ガラス交換の流れ
①割れたガラスを取り外す
割れたガラスをそのままにしておくのは危険です。
まず初めにサッシに取り付けられているガラスを外してみましょう。この時にアルミサッシの構造を観察しておいてください。
②大きさ、厚さを採寸してオーダー発注
ガラスを外せば必要なガラスのサイズが測りやすいと思います。
大きさと厚さを測ったら、宅配してくれるオーダーカットのガラス屋さんに発注しましょう。
③ガラスが届いたらいよいよ交換
交換の前にまず窓枠レールからサッシを外します。
意外とここでつまずくかも?無事外せたらサッシ自体を分解していきましょう。
④ガラスをはめてサッシを組み立てる
新しいガラスをはめてアルミサッシを組み立てます。
最後に、サッシを窓枠レールにもどして完成です。
必要な道具
プラスドライバーが1本あれば、最低限何とかなりますが、以下で紹介する物があれば、より作業がしやすくなるのでお勧めです!
・プラスドライバー
穴の奥の方にネジがあるので軸の長い物(5センチ以上)が必要です。電動ドライバーがあると手が疲れません。
・敷物
サッシを床に立てると作業が行いやすいです。床が傷つかないように毛布やバスタオルなどを敷きましょう。
・マスキングテープ
ゴムビードを仮止めする時に使います。
・ハンマー
サッシの分解や組み立てなど、扱うものが硬くて力が必要な時にあると便利です。
・手袋(軍手)
手の安全と汚れ防止のために用意しましょう。
ガラスのサイズを測りましょう
ガラスを交換するためには元のガラスと同じサイズのガラスを仕入れなければなりません。
ガラスを買うのが初めての方にもわかりやすいように、重要なポイントをまとめました。
大きさの測り方
一般住宅に使われているアルミサッシは、ガラスとアルミサッシの間にゴムパッキンがはさんであります。「グレチャン」「ゴムビート」という言葉もゴムパッキンと同じ意味です。
ガラスはこのゴムと共にアルミの中に埋まっていますので、ガラスの本当の大きさが見えていません。そこで以下の図をご参考にしてください。
ガラスサイズは「アルミフレームの内と内の間」+「12mm」と覚えてください。(6mmずつ埋まっているので左右で合計12mmという意味です。)
ただし、ビル用サッシや公団住宅用など特殊なものは全然違う場合があります。ご注意ください。
ガラスの厚さは?
割れたガラスと同じ厚さのガラスを手に入れないと取替えはできません。割れたガラスは処分する前に必ず厚さを測っておきましょう。
一般的に、大きさが800mm×800mm程度のガラスは、厚さが3mmか4mmであることが多いです。ワイヤー入りであれば厚さは6.8mmが一般的です。
ガラス交換の手順
注文したガラスが届いたら、ガラスの取り替え作業に取り掛かりましょう!
窓枠からサッシを外しましょう
ガラスを交換する際に網戸がある場合は、まず網戸を外す必要があります。
網戸には外れ止めのストッパーが付いていることがあるのでプラスドライバーで緩めましょう。
次にアルミサッシの方も窓枠レールから外します。外側から順番に外していきましょう。
この時も、外れ止めのストッパーが窓枠の上部についていることがあります。
網戸と同じように上に持ち上げれば外れます。意外と重いので、外す前に置き場所を考えておきましょう。
一般的なご家庭では、広い作業台は用意できないかもしれません。床にべたっと置いてしまうと作業がしづらいので、壁などに立て掛けたままで分解や交換作業を行いましょう。
サッシからガラスを外しましょう
窓枠から外したアルミサッシを解体していきます。サッシを分解するためのネジは、縦枠にあります。
穴にはカバーがあったり、穴の奥の方にネジの頭がありますので見つけ辛いです。頑張って探しましょう。
下枠の部分は、サッシ同士を固定するネジと、戸車用のネジが並んでいるかもしれないので注意してください。
下の写真の場合ですと、2つ並んでいるネジの上側を外すことで、サッシを分解することができます。
サッシ固定ビスが抜ければ割れて残ったガラスが巻きゴムと共にはずれます。
ゴムが固まっていて硬いこともあります。破片に気をつけながら頑張ってゴムを引き抜きましょう。
新しいガラスを取り付けましょう
新しいガラスにゴムビートを巻いてアルミサッシを組み立てます。
古いゴムビートを再利用するか、ゴムが硬くなっている場合は新しいゴムビートを使用します。
ガラスに挟んだだけでは組立の際に外れやすいので、ゴムビートをガラスに養生テープで仮止めしておくと作業がしやすいです。
テープを貼ったままアルミ枠を組み立て、取り付け後に見えているテープをちぎりましょう。
元通り窓枠に吊り込んだら完成です。

速い!安い!ネットでガラスをオーダー!
インターネットで簡単に購入できる、とはいえ「ガラスを個人で買う」という慣れないことをするには様々な不安があるかと思います。
そこで、個人でガラスを買う際のちょっとした注意点をお伝えします。
注文に必要な情報
ガラスに注文には、
「ガラスの厚み」「縦横のサイズ」「ガラスの種類」「切口の仕上げ加工」
という情報が必要です。それに加え、強化ガラスにするかどうか、飛散防止フィルムを貼るかどうか、も選択できます。
お悩みポイント①ガラスの種類
普通の透明ガラスではない、曇っていて目隠し効果があるようなガラスの場合、スリガラスなのか、フロストガラスなのか、型板ガラスなのか、購入するガラスの種類に注意してください。
たまにスリガラスを間違えて注文される方がいらっしゃいますのが、最近はサッシにスリガラスが使われることはほぼありません。
多くの場合、おそらく型板ガラス(名前はカスミ)が使われているかと思います。それぞれのガラスについて、詳しくは以下のページをご参照ください。

お悩みポイント②切り口の仕上げ加工
ガラスをオーダーサイズにカットする際、傷をつけて割るようにして切断します。そのため、切り口はガラスが割れたのと同じように鋭利にとがっています。
素手で触ると怪我をする恐れがあるので「バリ取り」「角すりつぶし」「手切れ防止」と呼ばれる加工が安心です。お値段は割っただけとほとんど変わりません。
手袋をはめて作業するなら「割っただけ」でもサッシ枠に納まってしまえば同じですので、問題はありません。
お悩みポイント③強化ガラスにするかどうか
強化ガラスにすることで約3倍の強度になります。しかし一般的に住宅の窓に強化ガラスが使われていることはありません。
料金も高いですし、注文してからお手元に届くまでも約3週間ほどかかります。詳しくは以下の記事をご参照ください。

お悩みポイント④飛散防止フィルムを貼るかどうか
飛散防止フィルムを貼ると、万が一割れた時に飛び散らなくて安全で、しかも紫外線カット効果もあります。欠点としては傷が付きやすくなることです。
通常では1㎡あたり1万円ぐらい価格がアップします。
自販機でガラスが買える!?
上記の情報が決まったら、Web上の自販機で、簡単に見積り、注文が出来ます。


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困ったときはプロに相談
残念ながら、写真と文章だけではすべてをお伝えできません。それに、交換作業には予想外のトラブルがあるかもしれません。
ご不明な点があればこちらからお問い合わせください。私たちが力になれるかもしれません。


まとめ
・窓枠からガラスを外すときは外側から順番に外します。網戸があればまずは網戸を外しましょう。
・サッシを分解する時は縦枠にネジが隠れています。ネジさえ取れれば、枠はばらばらになります。
・住宅のサッシはほとんどが3mm厚か4mm厚です。ワイヤー入りは6.8mmです。
・ネットでガラスは簡単に買えます。必要事項をしっかり確認しましょう。
・目隠し効果のあるガラスにご注意。本当にそれはスリガラスでしょうか?
【動画】ネコロボ事件簿「窓ガラスの交換って簡単なの!?」

ライター
安藤
この道30年。ガラス、鏡のことなら何でもおまかせ! 寝ても覚めても頭の中はガラスと鏡でいっぱい(笑) 正しい知識でガラスと鏡の購入をしっかりサポートします。